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一般社団法人 SIA 心のゼロ経営 プロジェクト
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私の会社の事務所は上野にあるのですが、駅を降りると、時々、鉢(お椀のようなもの)を持った托鉢のお坊さんを見かけます。
托鉢の目的には2つあると言われています。
・生活の糧をいただくため(寺院管理や食材などに充てる)
・善行・修行のため(僧侶だけでなく、お布施をすることで功徳を積むというこちら側の修行の意味もある)
以前は、托鉢の本当の意味を知らなかったため、特に意識せず、いつも素通りしていました。「いつもちょっと気にはなるけど、どうしていいかわからない。人通りが多いと周りが気になって、近寄ってお金を入れる(お布施)のに少し気がひける」というのが正直な感覚でした。
しかし、京セラ創業者である稲盛さんの著書「生き方」のあるエピソードを読んで以来ずっと、托鉢にお布施するようになりました。
稲盛さんは、65歳の頃、胃がんの手術をされた後に仏門に入られ、お寺で修行を体験されたことがあるそうです
病み上がり後のこともあり、修行はかなり厳しいものだったようですが、そこで「生涯忘れることのできない経験」をすることができたそうです。
それは、初冬の肌寒い時期に、稲盛さんは、先輩の修行僧と一緒に、何時間も托鉢の行を続けていた時のことです。
疲れ切った体を引きずり、重い足取りで寺へ戻る途中、とある公園に差しかかると、公園の清掃をしていた年配のご婦人が、片手にほうきを持ったまま小走りに近寄ってきて、いかにも当然の行為であるかのように、そっと五百円玉を稲盛さんの頭陀袋(ずだぶくろ)にお布施してくれたそうです。(当然、このご婦人は、この托鉢のお坊さんがあの著名な経営者の稲盛さんであるなどと知る由もありません。)
「その瞬間、私はそれまで感じたことのない感動に全身を貫かれ、名状しがたい至福感に満たされました。」
その女性が決して豊かな暮らしをしているようには言えないにも関わらず「己のことを脇におき、まず他人を思いやる、最善のものを示していたように思います」とおっしゃっています。(171ページより一部抜粋)
私はこのエピソードを読み、托鉢に対するイメージが大きく変わってしまいました。
以来、このご婦人と同じように、駅や街で托鉢の修行僧を見かけたら、五百円玉を頭陀袋に入れるようにしています。人通り多い中で、最初はちょっと勇気がいりましたが、やってみるとなんてことはありません。この時、相手の僧侶さんは、チャリンチャリンと鈴を鳴らして一言発せられます(なんと言っているのかわからないのですが、なにがし仏教の言葉と察します)
私は、それに対して「ありがとうございます」とだけ伝え、その場を立ち去ります。
正直、私自身は仏門そのものにまだ興味はないのですが、これも一つの「真我の習慣」と勝手に捉えています。
皆さんも、もし街で托鉢のお坊さんを見かけたら、この話を思い出していただき、いくらでもいいと思います、一度やってみてはいかがでしょうか。
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