寛解率90%以上の「真我メソッド」による企業メンタルヘルス・メンタル不調未然防止・プレゼンティズム対策
一般社団法人 SIA 心のゼロ経営 プロジェクト
言語フリーとSHINGAで世界の「うつや心の病」をなくすプロジェクト
―在日外国人の方が母語で心のカウンセリングを受けられるサービスを開始―
プレスリリース https://www.rozetta.jp/download/2021052501.pdf
今回は、私が尊敬する経営者の一人である、立志財団理事長の坂本憲彦さんの体験談をご紹介します。
坂本さんは、立志財団という、文字通り「志」を軸にした経営コンサルティングの企業・グループを立ち上げ、起業家や経営者向けに経営実務と理念経営の両面から実践的な指導をされている経営のプロです。
その坂本さんですが、幼少のころ、お母さんを亡くされており、以来約30年間、ずっと母親を否定してきたそうです。それには理由があります。
坂本さんのお母さんは、うつや統合失調症という、いわゆる精神疾患を患っており、ほとんど子育てなどはできない状態だったそうです。
それ自体は仕方がないと思いつつも、子供心ながら、心の奥底では、「お母さんみたいに弱い人になってはいけない。自分は強くならないといけない」そう言い聞かせてきたそうです。
ですから、坂本さんは強くなるために、早くから起業を志します。そして、実際に30歳で起業し、複数の事業を立ち上げていきました。
そして、年商5億円、社員40名以上を抱える企業の経営者になり、とりあえず成功者として自分の強さを証明できたと思ったそうです。
しかし、このとき、幸福感はありませんでした。
なぜなら、売上が拡大すると同時に、お客様からのクレームが増え、強いては従業員やスタッフからの不満が続き、最終的には仲間だったはずの経営陣との間で衝突や軋轢が生じていたからです。
そして、坂本さんはその会社の社長の座を降ります。いったい何がいけなかったのか?自問自答したそうです。
自分なりに一生懸命勉強もしてきたし、努力もしてきたつもりでしたが、何かが足りないからこういった結果になってしまった。ただ自分では何が足りないのかわからなかったそうです。
そんな中、当時会社の顧問だったスターバックスの元執行役員に会い、その方に「事業はミッションから創るものだ」と言われたそうです。
スターバックスは今世界中で多くのファンを集める企業です。なぜ人が集まるかというと、ミッションがあるから、使命があるから。事業はすべてミッションから創っていく。ミッションがない事業はいずれ衰退する、ということを教わりました。
坂本さんは、自分に足りなかったものは、「事業に対する理念やミッション」だということに気づきます。
それまでは、経営者として、ただひたすら自分自身が強くなるため、そしてお金を稼ぐために事業をしてきた。
坂本さんにとって、強さの象徴というのがお金でした。ビジネスで成功すれば自分は強くなる、それができれば自分は母のようにならなくて済む、というように思っていたそうです。
でも、それは大きな間違いだったことに気づいたのです。
すべての事業は使命から始まる。ただ、使命というものなんなのか?
そこで自分の本当の使命を知るために母親と向き合うことにしました。
坂本さんは、30年以上に渡って、お母さんの存在に蓋ふたをしてきました。でも思い切って、その蓋を開き、母は一体どんな人生を過ごしてきたのか?を知るため、実家のお姉さんに色々話を聞いたそうです。(ちなみに坂本さんのお父さんはこの時すでに他界されています)
その時、衝撃的な事実を知ることになります。
なんと、お母さんは自分で命を絶って亡くなっていたのでした。
その事実を知ったとき、坂本さんはショックのあまり風呂場で一人号泣したそうです。
そして、お母さんは若い頃、叔父さんと一緒に新しい世界でチャレンジしようと、精力的な活動をしていたことも知ります。
今となっては、なんで命を絶ったのか、何が母を苦しめていたのかわからないけど、お父さんと出会い、必死で自分を生んでくれたのだ。
そのとき、母に対する一つの感情が芽生えてきたそうです。
「僕を生んでくれてありがとう」
坂本さんのお母さんは、彼が7歳の時に亡くなっていますから、母親との思い出や記憶はほとんどありません。
ですが、自分自身がここに存在しているということが、母が残してくれたものなのだと思って、母に対して生まれて初めて、「産んでくれてありがとう」という感情を持つことができたそうです。
これは、プロセスこそ違いますが、内観光授(両親の愛に心の底から気づくこと)そのものであり、この時、坂本さんは真我(本当の自分)に出会ったのではないかと私は思います。
以来、坂本さんは「すべての人を、偽りの人生ではなく、本当に自分自身がやりたいこと、成し遂げたいことを、それが実現できるように支援していく、サポートしていく」それが自分の使命だと確信します。
もう売上や利益を追いかけるだけの経営はやめ、まさにゼロから「立志財団」というまさに自分のミッション・使命を軸とした事業を立ち上げます。
そして、事業立ち上げて数年で100名以上を組織する経営者になります。
以前の会社での経営とは決定的に違うこと。
それは確実な「幸福感」があること。本物の経営をしているという充実感です。
坂本さんは、母親との過去を正面から向き合い、掘り起こしたことで、ご両親の無償の愛に対する「本当の感謝」に気づき、本当の自分の使命を知り、真の起業家・経営者になったのです。
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